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:2017年11月25日 第4回不登校セミナー

2017第4回 不登校セミナーレポート


今年度4回目となるセミナーですが、回を重ねるごとに参加者が増え、今回は広い会場を用意したのですが、開始時刻にはもうほぼ満席。
不登校が社会的問題として認知されたことを喜ばしく思いつつ、あの辛さを抱えた当事者が増え続けている現状を考えると胸が苦しくなるのでした。

今回は外部から講師をお迎えして講演していただきました。


「子どもとゲーム依存を考える」
講師はNPO法人「子どもとメディア」の三宅玲子氏。

メディアにおける世代間ギャップや、そこからくる親世代の認識不足、さらに、親が知らないところで子どもが巻き込まれてしまう可能性のあるネット社会特有の厄介な人間関係(誹謗中傷、リベンジポルノなど)について、わかりやすく説明していただきました。

社会構造を変えてしまうほど革新的で利便性の高いネットですが、誰に見られているかわからない、信憑性が不確か、記録性・拡散性がある、侵入の可能性がある、などの危険もはらんでいることを理解して利用することが大事、それを親と共有することの重要性を説明されました。

三宅さんから、私たちがいちばん気になる問題について、お話いただきました。


〈なぜ子どもたちはネットに走るのか?〉

今どきの子どもたちの巡りは禁止と規制ばかり。それでは生きるモチベーションが下がる。

子どもは失敗を足がかりに、ちょっと先を行く先輩を見習って成長する。今は残念ながらそんな機会が失われた時代。
唯一、やり直しがきくのが電脳世界。
自分がコントロールでき、成功体験を味わえるゲーム世界にはまってしまう。

かつての子どもコミュニティが果たしていた役割を、今はゲームが担っているのである。

なるほど。たしかにそうですね。
子どもが可愛いゆえについしてしまう先回り。失敗をさせないように、という親の心配りが原因の一つになっていたなんて皮肉です。

子どもたちも悩んでいるのですね。リアルな世界で実現できないあれこれをバーチャル世界で経験しているのです。


不登校の子どもを持つ親ごさんの相談には必ずこのゲーム依存の問題があります。
何時間でもやり続ける、朝起きられない、生活のリズムが狂う…。

そんなお子さんの姿を見ると不安になりますよね。
いつになったらこんな日々から解放されて、普通の生活をしてくれるのだろう?

三宅さんのお話は、子どもがメディアと関わる時、親としてどんなことに気をつければ良いかという点で、とても大事な要素が含まれる有意義なお話ですが、今現在、不登校の渦中にあって夜通しゲームをしているお子さんにそのまま適用することは難しいかもしれません。

まずは親子の信頼関係を再構築することが大事でしょうか。


  

  ゲーム三昧の子どもとどうやって信頼関係を再構築するの?

その疑問に答えてくださったのは、講演に続く体験談発表をしてくださったAさんでした。

ご自身も不登校経験があり、その期間中、かなりゲームにのめり込んだことがあったそう。

最初は面白いと思いやっていたけれど、いつか、惰性で、他にすることもないし、いろんなことを考えたくないし、という気持ちでしていたそうです。
その一方で、自分の不登校という状況について、現実と向き合い、自ら変わろうとするご両親の姿を見ているうちに、自分も変らなければ、と思ったそうです。

「なんとかなりますよ。」

A さんはあたたかい笑顔でそうおっしゃいました。
今大学四年生。就職も決まり、充実した生活を送ってらっしゃるようでした。

ゲームにのめり込む子どもをどうにかしたい、しなければ…。

そう思っている間はなかなか事態は動かないのかもしれません。

今回もたくさんの学びをありがとうございました。

三宅さん、Aさんに感謝です。

大丈夫、絶対!


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